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氷の花火 山口小夜子

氷の花火 山口小夜子 イメージ

出演:山口小夜子

天児牛大/天野幾雄/生西康典/入江末男/大石一男/大塚純子/掛川康典/ザンドラ・ローズ/下村一喜/セルジュ・ルタンス/ダヴェ・チュング/田賢三/高橋靖子/立花ハジメ/富樫トコ/富川栄/中尾良宣/藤本晴美/松島花/丸山敬太/山川冬樹/山本寛斎

監督:松本貴子

10月31日(土)より、シアター・イメージフォーラムにて公開 ほか全国順次ロードショー

イントロダクション

世界中の人々に“東洋の神秘”と称賛された伝説のモデル 
しかし、その人生は多くの謎に包まれていた・・・
1970年代初頭、ハーフモデル全盛のファッション業界で“日本人であること”を武器に、たった一人で世界に闘いを挑んだ女性がいた。黒髪に切れ長の瞳、神秘的で妖艶な容姿の中に宿る、挑戦的かつ情熱的な魂。山口小夜子。


山本寛斎、田賢三、イブ・サンローラン、ジャンポール・ゴルチェら一流のファッションデザイナーに愛され、セルジュ・ルタンス、横須賀功光などトップクリエイターのミューズとなってイマジネーションを与え、常に時代の先端を走り続けました。ミック・ジャガー、スティーリー・ダン、世界のスターと渡り合った日本女性。しかし、その正体はミステリアス。この映画は、生前、山口小夜子と交友のあった松本貴子監督が、彼女と親交のあった人々の証言を集め、残された貴重な映像に触れながら「山口小夜子」を探す旅に出る。


山口小夜子 没後8年、彼女が愛した膨大な数の服やアクセサリー等の遺品を開封した。モデルとして“着る”だけではない衣で異を“創る”山口小夜子の止まった時間が動き出し、今まで触れることのできなかった彼女に少しだけ近づく。どうして山口小夜子は、モデルの道に進むことになったのか。トップモデルとしての階段を駆け上がっていく中での苦悩とは。映画、演劇、ダンスパフォーマンス、衣装デザインといった多彩なジャンルに進出し、常に時代の最先端に居続ける努力を惜しみなく続け、表現者として妥協を許さなかった彼女は、どこを目指していたのか。
今初めて、彼女のまだ見ぬ扉をそっと開ける・・・。

スタッフ/キャスト プロフィール

山口小夜子

1970年代以降、ファッションモデルとしてパリ、NYコレクションを中心に時代を象徴するデザイナーの数多くのコレクションに出演。1973年資生堂の専属モデルとなり、アメリカ・ニューズウィーク誌より「世界の4人の新しいトップモデル」のひとりに選ばれる。深遠な東洋の神秘を代表するミューズとして脚光を浴び、1977年には「SAYOKOマネキン」が世界中のショーウィンドを飾る。
同時に古荘妙子、天児牛大、チ・ソンジャ、勅使川原三郎とのコラボレートを通じてダンスパフォーマンスの世界に進出、ロンドン・オールドヴィック劇場、NY・ヴァム等数々の劇場に立つ。寺山修司、佐藤信等の演劇作品にも出演。1989年NHK音楽ファンタジー「カルメン」(佐藤信演出)は、国際エミー賞を受賞。1998年フランスリヨン国立歌劇場世界初演、オペラ「三人姉妹」(天児牛大演出)で衣裳・ヘアメイクデザインを担当し、フランス批評家協会最優秀作品賞を受賞するなど、オペラや舞台等の衣装デザインも手がける。2001年ロンドンのTHEATREROYALDRURYLANEにて「AMATERASU」主演。日本的な独自の個性の不思議さを、世界基準の美しさに転化させるアーティストとして活躍する。同年、神戸ファッション美術館と東京スパイラルホールにて世界のクリエーター50名による小夜子の個性を服に表現した小夜子マネキン50体を展示する「モーリの色彩空間Part.5小夜子」展を開催。
その後、「ピストルオペラ」(鈴木清順監督)、「Soundtrack」(二階健監督)などの映画に出演するほか、言葉を用いたパフォーマンスの構成・演出・出演を行い、映像作家や音楽家とのコラボレーション作品を次々と制作。またSAYOKOブランドのプロデュース、雑誌の連載を企画するなど、クリエイションの場は多岐に渡る。

天児牛大  天野幾雄  生西康典
入江末男  大石一男  大塚純子
掛川康典  ザンドラ・ローズ  下村一喜
セルジュ・ルタンス  ダヴェ・チュング  田賢三
高橋靖子  立花ハジメ  富樫トコ
富川栄  中尾良宣  藤本晴美
松島花  丸山敬太  山川冬樹

山本寛斎

天児牛大

天野幾雄

生西康典

入江末男

大石一男

掛川康典

ザンドラ・ローズ

下村一喜

セルジュ・ルタンス

田賢三

高橋靖子

立花ハジメ

富樫トコ

富川栄

中尾良宣

藤本晴美

松島花

丸山敬太

山川冬樹

山本寛斎

監督:松本貴子

松本貴子

プロデューサー:於保佐由紀
撮影:岸田将生
音楽:久本幸奈
音楽プロデュース:井田栄司
編集:前嶌健治
EED:石原史香 整音:高木創

コメント

たくさんの人に愛された、山口小夜子さんの神秘のすべて。
あなたが去った今でも、私の心の中であなたが持っていた美しい永遠の命の足跡と、人の世の美しいきらめきを私は忘れがたい。

草間彌生(前衛芸術家)

70年代初め、ファッション誌「装苑」で一目見て以来、ファンとなった。髪型ばかりではなく全身に、最初から非凡な何かが発散されていたのだ。
今回『氷の花火 山口小夜子』を観て、その身体表現の豊かさ、力強さに圧倒された。ファッションモデルという職業の可能性の、ギリギリのところまで追い求めて行った――その軌跡に胸が熱くなった。たたずまいも語り口も物静かだったのに、まさに「氷の花火」。ひんやりと、しかも熱い人だったのだ。

中野翠(コラムニスト)

自由とは、自分のほしいものをちゃんと知っていて、それにただしく手をのばすことができることだ。と、映画の小夜子さんに教わった。自由とはつまり、幸福だということも。

角田光代(作家/小説家)

上映劇場

上映会を開いてみませんか?

2015年10月31日を封切りに全国の映画館で上映スタートした『氷の花火山口小夜子』
映画館上映が行われなかった地域のかた、上映を見逃したかた、服飾やアート・芸術関係の学校や企業様からもお問い合わせを多数いただいております。
「自主上映会」にご興味のある方は、下記まで、お気軽にお問い合わせください。

お問合せ

『氷の花火山口小夜子』上映会係 (株)コンパス
〒107-0062 東京都港区南青山4-20-4 ホリアージュ南青山303
E-MAIL:press@compass-co.net TEL:03-5413-4855 (平日10:00-17:00) FAX:03-5413-4856

上映会お申込み方法

下記案内に従って申込用紙にご記入の上、『氷の花火山口小夜子』上映会係までお申込ください。
※記録に残るよう、メールまたはFAXでの連絡をお願いいたします。


上映料金

1回の上映につき、基本上映料金として50,000円(税抜)
※上映回数×基本上映料金50,000円になります
※上映料金はすべて税抜きです

上映素材

ブルーレイ・ディスク/DVDの2種類です。会場の設備、規模に合わせてお選びください。
※安定性が高く、高画質のブルーレイ・ディスクでの上映をお奨めします。
※ディスクを再生する各素材対応のプレイヤー、プロジェクター、スクリーン、音響設備は主催者側で御用意ください。

『氷の花火 山口小夜子』  予告編

ご協力くださった皆さま

『氷の花火 山口小夜子』は、協賛とクラウドファンディング(インターネットを利用した小口の資金援助)により、制作および配給・宣伝の費用を支えて頂いております。

協賛 (敬称略/順不同)

新潟総合スポーツクラブOZ / ギャラリー桜の木 / SPEC / ザ・ライブラリー / ハブ・ワールド / フェローズ / ベリーノ・ベレッツア / メディアプロデュース / TORIO / festaria bijou SOPHIA 貞松隆弥 三浦英男 / 本牧山 妙香寺

支援者の方々のうち、お名前掲載の特典を選択したみなさまの名前をここに掲載します。(敬称略/順不同)

下村一喜 / YUMI MURAKAWA / 角倉典彦 / 西川正司 / 岡島千恵 / Grace Okajima, daughter of Gloria / 友田美由紀 / 天笠ひろ美/ 阿部多花子 / 野嶋 しゅん / 小峯健治・久美子 / 熊倉純一 / 西広則和 / 室伏康志 / 大映テレビ株式会社 / 鶴田依子 / 石尾和子 / 阿部櫻子 / 岸田将生 / 東海大学映画研究会卒業生一同

『氷の花火 山口小夜子』のクラウドファンディングCAMP FIREを利用し、2015年7月1日から2015年9月18日まで実施、107名の方々から1,806,000円のご支援をいただきました。

「氷の花火 山口小夜子」製作委員会

コンパス 於保佐由紀
いまじん 相川弘隆
インファス・ドットコム 角倉典彦
パルコ 金子 学
松本貴子
春風亭昇太